ZETA DIVISIONが世界に衝撃を与えたVCT2022 Stage1 Masters Reykjavík。
この大会では、もう一つの衝撃がありました。
それは、各チームのコントローラーの活躍です。
ブリムストーンやオーメン、ヴァイパー、アストラのいわゆるスモークキャラを使用し、試合をコントロールする彼らは、その役割から後方でのサポートが多く、デュエリストと比べれば注目されていませんでした。
しかし、この大会ではOptic Gaming(アメリカ)のMarvedやDRX(韓国)のMako、そしてZETAのSugerZ3roなどはチームの窮地を救い続け、キル数でもチームを牽引するなど、かつてのコントローラー像を覆す活躍を見せました。
スキルだけではなく、撃ち合いにおいても試合をコントロールする彼らを特集します。
各チームのコントローラー
VCT2022 Stage2 Challengers Japan PlayOffsに出場するチームのコントローラーは以下になります。
TEAMS | Player |
---|---|
ZETA DIVISION | SugerZ3ro |
Crazy Raccoon | rion |
FAV Gaming | bazz |
NORTHEPTION | BlackWiz |
REJECT | ※ |
SengokuGaming | Art |
Jadeite | SylFy |
BLUE BEES | TORANECO |
各選手のスタッツを比較
コントローラーを使用する選手の平均値のデータを比較します。
Player | ACS | KD | 1Rの平均キル | 1Rの平均デス |
---|---|---|---|---|
SugerZ3ro | 212.16 | 1.15 | 0.77 | 0.67 |
rion | 246.06 | 1.48 | 0.91 | 0.61 |
bazz | 215.18 | 1.23 | 0.76 | 0.62 |
BlackWiz | 200.86 | 1.20 | 0.75 | 0.62 |
takej | 182.75 | 0.96 | 0.64 | 0.67 |
Art | 226.79 | 1.25 | 0.78 | 0.62 |
SylFy | 188.96 | 1.00 | 0.66 | 0.66 |
TORANECO | 204.02 | 1.08 | 0.69 | 0.64 |
試合で見える凄さ
スタッツを紹介しましたが、コントローラーの凄さは数字だけでは語れません。実際の試合を視聴する際は以下の点を注目しましょう。
①クラッチ
コントローラーの役割上、最後まで生き残る事が多い為、試合の勝敗を分けるような場面には彼らの存在が多く見られます。
その中でも、ラウンド状況をひっくり返すクラッチはチームを勝利に導くプレイです。
特にCrazy RaccoonのRion選手の強固なエイム力から生み出されるクラッチプレイは必見。
②スキルの巧みさ
戦術の基軸になるようなスキルを多く有している為、そのスキルの使用方法に注目です。
同じスキルでも各選手によって特徴が異なり、その中でもスモークは様々な活用方法を見ることができます。
特にZETA DIVISIONのSugerZ3ro選手のコズミックディバイド(アストラのULT)の展開の速さなど、細かい部分に着目してみましょう。
③スパイク解除の妨害
ブリムストーンやヴァイパー、アストラはスキルでスパイク解除を阻害することができます。
これらの1つのスキルによってラウンドの勝敗が変化することも多く、設置後にコントローラーの選手をミニマップで確認する事で、チームの狙いを理解できるかもしれません。
特にNORTHEPTIONのBlackWiz選手のヴァイパーでの空爆を狙ったプレイには注目です。
コメント